2008年12月05日

鉄人皇帝 バシレイオス2世その2

皇帝の責務に目覚めてからのバシレイオス2世は、戦に
明け暮れます。

内乱の鎮定、外征の再開・・・年代記はこう伝えています。
「彼にとって(戦からの)帰還の時期は、作戦が成功した
 ときであった。彼は平然と夏の暑さ、冬の寒さに耐えた。
 あらゆる欲望を厳しく抑えた鋼のような男であった。」
 (「ビザンツとスラブ」中央公論社より引用)


かっこいいですよね。
この人は、その生涯で様々な事を行いました。
いくつかエピソードを紹介しましょう。

・妹をロシアのウラジーミル公に嫁がせ、正教圏を広げる。

・ブルガリア王国と戦う。捕虜にした15,000人の
 ブルガリア人の目を繰り抜き送り返した。
 ブルガリア人殺しと呼ばれる。

・大土地所有の進展にも待ったをかけ農民を保護。なんと
 アウグトゥス帝時代の土地所有の実態にまで遡って、
 土地を没収した事もあるようです。

・宮殿の蔵には金銀財宝が積み上げられ、これ以上
 はいらなくなったので、地下を掘り下げて拡張。


・・・・ローマ教皇から皇帝の戴冠を受けようと目論んだことも
あるようです。神聖ローマへの対抗措置ですな。

この人の時代はまさに東ローマの最盛期です。
領土は、
・東はアルメニア〜西は南イタリア
・北はドナウ川〜南は地中海の島々

広大な国家は優れた専制君主により、
統治されていました。
まさに東ローマ帝国の完成した時代です。


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posted by 佐吉 at 20:52| Comment(0) | 東ローマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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